安易にアメリカの財産を持つと・・・

森本友治
森本友治
『ゴールから逆算する相続対策の専門家』
もりもと税理士事務所の森本友治です。

9月22日からアメリカの保険や相続を学ぶために
ロサンゼルスで研修を受けてきました。

新婚旅行以来の14年ぶりのアメリカ
当時は1ドル=80円前後(今は150円弱)

円安だしアメリカの物価高いし…
やっぱり、みんな高い…


さて、最近は海外不動産や海外預金の投資話も多いですよね。
運用益や何となく…で話に乗ってしまうと
相続手続きで本当に苦労するだろう…と思います。

アメリカの相続手続きと日本の相続手続きで異なる特徴は
「プロベート」という点

一般的に日本では相続が発生すると
すべての財産は相続人の共有財産の位置づけになります。
その後、相続人全員が遺産分割協議を行い
預金や不動産の名義を相続人に変更していく。
基本的には相続人間で進められます。

一方、アメリカでは
相続が発生すると遺産は裁判所が関与して
相続財産の清算手続き(プロベート)が行われることになります。

このプロベート
現地で聞くと時間と費用がかなりかかるとのこと

現地の弁護士費用や裁判所の手続き、
さらに言語の壁、距離的な問題もあります。

日本の相続手続きでも大変なのに
海外財産があったら
残されたご家族に途方もない面倒な手続きを
押し付けることになってしまう恐れがあります。

アメリカではプロベートを回避するために
トラスト(信託)や銀行口座の死亡時支払の手続き等で
相続財産の手続きの迅速化と費用負担の軽減を
生前に対策しておくことが大切。

実際に銀行口座開設の書類を見ると
死亡時の支払先も明記してありました。

海外財産は利回りや運用の点で魅力的かもしれませんが
もし、購入されるのであれば


相続手続きのフォローまで対応してくれるのか?
プロベートを回避する対応になっているのか?


その点もしっかり確認しておくべきです。
安易な投資には是非ご注意ください。

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こんなお悩みありませんか?

◆相続税を節税したい
◆家族で遺産相続でもめたくない
◆商品セールスではなく第3者の中立的な意見が聞きたい
◆自分にはどんな相続対策が必要かわからない
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でも大丈夫です!
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もりもと税理士事務所 – ゴールから逆算する相続対策の専門家 (souzokusamurai.com)

この記事を書いた人

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森本 友治

もりもと税理士事務所 代表税理士
1977年富山県生まれ。
23歳から44歳まで21年間、
金沢の大手税理士法人で勤務し、
主に相続業務に携わり、
相続税申告手続きは累計200件以上経験。
その経験から相続対策を
円滑に進めるためには
生前の4つのサイクル&家族会議が
必須であることを提唱。

2022年金沢で
「もりもと税理士事務所」を開業
現在は、相続でありたい姿である
「ゴール」から逆算して課題と向き合い、
その問題に対処するための解決策を
関係者と共有して
真の相続問題の根治を目指すことを
ミッションとする。
趣味は、歴史、ゴルフ、話すこと。
好きな食べ物は、大阪風お好み焼き。