現場で感じる 遺言書を勧める本当のワケ

森本友治
森本友治
『終わりから逆算する相続対策の専門家』
もりもと税理士事務所の森本友治です。

土曜日は月1回の税理士が集まる勉強会

もっとも楽しみなのは…

続きは編集後記で。

相続が発生した後、最も大変なことは?

相続が発生した後、

死亡届の提出
葬儀の手配
免許の返納
光熱費などの名義変更
などなど

故人を偲ぶ時間もないほど
様々な手続きが押し寄せます。

そして、故人が所有していた財産の手続きへ。

どう分けるのか
誰が引き継ぐのか
誰が墓守するのか

遺産分割協議を始めることになります。

でも、なかなか進まない。

損得問題だけではなく、
様々な感情が夫々にある。
これが一番大変です。

きょうだい仲は良かったのになぜ?」

そんな話は日常茶飯事です。

きょうだい仲がいい、って幻想⁈

そもそも「きょうだい仲がいい」ってどんな状態でしょうか?

昭和の3世帯同居がほとんどない現代。
「サザエさん」のような家庭はほぼありません。

大家族から核家族化・単家族化へ。
きょうだいはそれぞれのカタチで生活を営む

親元から離れ
夫々に家庭を持つ

なんでも話し合えて
いつも一緒だったのは
親といた10数年だけ。

それぞれの家庭が日常になり
親・きょうだいとの接触・関心は減っていきます。

遠方ともなれば会うのは正月とお盆の年2回。
そんな関係性も珍しいことはでありません。

それが一般的な「仲がいい」レベルなのかもしれません。

子供だけで遺産分割協議をさせない!

ただ、きょうだいにもそれぞれの立場があります。

親を介護した
生活費を工面した
ずっと同居していた
会社を継いだ

親からお前に任すと言われた
etc.

夫々に役割を任され
担ってきた自負もある。

精神的なもの
肉体的なもの
金銭的なもの

それを親がいない中で判断し、金額で具現化するのは難しい。

法律では「法定相続分」が定められています。
でも、それぞれの立場に応じた納得感が得られる割合は自分達で決めるしかない。

遺産分割協議がもめるキッカケは、そんな納得感が得られない中で発した些細な一言。
そして、ちょっとした言動だったりします。
そんな場面を嫌と言うほど見てきました。

であれば、最初から

「遺産分割協議をさせなきゃいい」

きょうだい同士が争うキッカケになる。
そんな可能性があるなら
そんな場を作らせない。

そのために遺産分割協議がなくても、財産の承継ができる遺言書が必要なんです。

まとめ

財産のことではなく

お父さんは頑固だった
面白かった
あの時は○○だった。

お母さんは優しかった
怖かった
あの時のお母様は○○だった。

あなたなら
相続後、
子供達に
故人を偲ぶ、そんな時間と場を
過ごしてほしいと思いませんか?

【編集後記】

勉強会では、

実務発表
判例検証
メールテーマ
質問タイム

を行いますが、楽しみは勉強会が終わった後の有志による「裏勉強会」。

美味しいお酒とお肴があればやっぱり最高!

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こんなお悩みありませんか?

◆相続税を節税したい
◆家族で遺産相続でもめたくない
◆商品セールスではなく第3者の中立的な意見が聞きたい
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もりもと税理士事務所 – 終わりから逆算する相続対策の専門家 (souzokusamurai.com)

この記事を書いた人

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森本 友治

もりもと税理士事務所 代表税理士
1977年富山県生まれ。
23歳から44歳まで21年間、
金沢の大手税理士法人で勤務し、
主に相続業務に携わり、
相続税申告手続きは累計200件以上経験。
その経験から相続対策を
円滑に進めるためには
生前の4つのサイクル&家族会議が
必須であることを提唱。

2022年金沢で
「もりもと税理士事務所」を開業
現在は、相続でありたい姿である
「ゴール」から逆算して課題と向き合い、
その問題に対処するための解決策を
関係者と共有して
真の相続問題の根治を目指すことを
ミッションとする。
趣味は、歴史、ゴルフ、話すこと。
好きな食べ物は、大阪風お好み焼き。