「失敗する相続」と「成功する相続」

森本友治
森本友治
『終わりから逆算する相続対策の専門家』
もりもと税理士事務所の森本友治です。

先日、ベストプラン株式会社の豊田剛士先生と対談させて頂きました。

ご興味のある方は、下記URLより対談動画をご覧いただけると嬉しいです。

成功と失敗を分けるものとは?

動画の中でもお伝えしていますが、
相続には「失敗する場合」「成功する場合」があります。

ただし、これをやったから必ず成功する、
とは言えません。

ただ、あなたがもし、
その確率を上げたいなら、
やってみるしかありません!

家族間のコミュニケーションの密度

親子と言えども、一つ屋根の下で暮らした日ははるか昔。

子供もそれぞれに家庭を持ち、
離れ離れで暮らすケースがほとんどです。

親には親の日常があり、
子には子の日常があります。

親子それぞれの日常に
夫々が関心を持つ頻度は
徐々に少なくなっていきます。

これは兄弟姉妹の関係もおなじです。

そんな中で、突然、
親の介護のこと
財産のこと
相続のことが降ってくる。

それぞれが「起こったこと」について、
どんな考え
どんな想い
どんな行動をすべきか

話し合ったこともなく、
共有することもなく、

「その時」は突然やってきます。

あなたは、日常生活を営みながら、
非日常に時間を割くことになります。

そして、その時、親御さんはいません。
または、意思を表明できません。

親御さんの想いを知ることなく、
兄弟姉妹でその想いを確認したこともなく、
「その時」を迎えたとき、

当事者間で速やかに「決断」できますか?

核家族化が進んだ現代では、
今まで以上に家族間のコミュニケーションが希薄化しています。

「その時」に備え
意識的に家族間のコミュニケーションを図る場を作る。

これはどんな専門家が入っても、
避けて通れない大きな課題です。

相続関連の知識・分析の共有

ただし、家族のコミュニケーションが取れていても、

どんな課題が予測されるか
どんな対処法があるか
どんな専門家とつながるべきか

この専門知識がなければ、やはりうまくいきません。

相続税では、遺産の分け方一つで
相続税が数百万円単位で違うことがあります。

金額の多寡への認識は人それぞれですが、
その方法を知っていたら、
その「想い」をより満たすことができたかもしれません。

そのために必要なもの
それは、「知識」であり「分析」です。

相続分野において必要になる専門性は
多岐にわたります。

相続を多面的に分析し、
その選択肢を専門家を交え検討し、
最終的に当事者が決める。

知識や経験、
そして、正しい分析をもとに
選択肢を提供することが
専門家として必須といえます。

まとめ

親子間、兄弟姉妹間
夫婦間、嫁姑間

人それぞれの想いや感情には【差】があります。

そして、専門家によっても
知識や専門性に【差】があります。

その両方の【差】を埋める時間や共有する場の提供
その両輪を満たすことが
成功の秘訣ではないでしょうか?

あなたはどう思われますか?

この記事を書いた人

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森本 友治

もりもと税理士事務所 代表税理士
1977年富山県生まれ。
23歳から44歳まで21年間、
金沢の大手税理士法人で勤務し、
主に相続業務に携わり、
相続税申告手続きは累計200件以上経験。
その経験から相続対策を
円滑に進めるためには
生前の4つのサイクル&家族会議が
必須であることを提唱。

2022年金沢で
「もりもと税理士事務所」を開業
現在は、相続でありたい姿である
「ゴール」から逆算して課題と向き合い、
その問題に対処するための解決策を
関係者と共有して
真の相続問題の根治を目指すことを
ミッションとする。
趣味は、歴史、ゴルフ、話すこと。
好きな食べ物は、大阪風お好み焼き。